2006年08月20日

7/31・奥州道中仙台から吉岡宿へ。

いよいよ北を目指すウォーキングが始まります。とは言え昨日もおとといもそれなりに歩いてるんですけどね。
8:30、芭蕉の辻。芭蕉翁とは特に関係ないようで、人が集まるので「場所の辻」と言ったのが訛ったとか。
芭蕉の辻
市街の北のはずれには、青葉神社があります。ここは伊達政宗公を祭る神社で、政宗公の神号は武振彦命。
青葉神社
実はこの付近は寺町であり、輪王寺、資福寺、東昌寺、光明寺など廻ります。東昌寺にはマルミガヤという銘木がありました。カヤの樹ですが、実が丸いのが特徴です。
マルミガヤの丸い実。
光明寺には、支倉常長の墓と伝えられる五輪塔がありました。持参したお香を焚いて、一休み。
伝・支倉常長墓。
10:30を過ぎました。堤町に入ります。ここは堤人形という土人形で有名なところだそうです。人形屋が幾つか並んでいます。8月のトップページに載せたマンホールはこの少し先で採集したものです。水準点を示しているので、穴が開いているのではないのかもしれません。
堤町
昨日訪れた仙台文学館を通り過ぎ、七北田の仙台藩刑場跡に。
仙台藩刑場跡
この奥州街道のうんと初めの方で、小塚原刑場跡の北千住・回向院に立ち寄ったときにも感じたのですが、刑場の露と消えた人々を弔う地蔵菩薩の表情は何だか無表情で、それが返って往時の凄まじさを思わせてぞくっとするのでした。
そうこうするうちにお昼時なので、刑場に近い和食レストランでカツ定食。そしてまた歩く。暑い。14:00ごろ、ファミレスに避難してドリンクバーとアイスクリーム。ドリンクバーにシャーベットがあったので、ストローで思い切り吸うと、今までに味わったことの無い頭痛が!急に冷たいもの食べるとキーンと痛くなるあれな訳ですが、それにしても人生最大のキーンでしたな。
仙台市を抜けて富谷町。ずんずん歩いて富谷の宿場も越え、大和町に入った辺りで何だか吐き気のような気分の悪さを感じました。それでも適当なところまで歩かないとどうしようもありません。こういうときはペースを落として休み休みにでも少しづつ先に進むしかありません。午後6時になろうかという頃、吉岡の宿場。八幡神社には出店が出ています。茅の輪くぐりをやっているようです。露店の焼きイカの匂いをかいでいるうちに、食欲が出てきました。
吉岡・八幡社
国道4号線に一度出るとラーメン屋が。ここでつけ麺をいただき、また吉岡の宿場に戻り、バス停で古川行きのバスを待ちます。午後7時をまわると宿場は静かです。ホントにバスなんて来るのかしら?なんて不安も募りますが。
夜の吉岡の宿場
それでも無事古川にたどり着きました。明日はまたバスで戻ってきてそこから古川まで歩くわけですが、ちょっと不安があるのでした。つづく。
posted by けいりう堂 at 23:59| Comment(0) | アルファ-ラルファ行脚・続々